小線源治療の特徴

小線源治療における各線源の照射範囲は、その周囲数ミリしかありません。岡本医師が実践してきた小線源治療は線源を前立腺の辺縁、つまり被膜の内側に沿って丁寧かつ正確に多数配置することで前立腺全体を放射線のクラウドで包むような照射方法です。

これにより周辺臓器への影響を低く抑えながら、腫瘍に対しては高い線量を精度良く照射できるため、非常に高い局所制御が得られます。その結果一般的な施設にくらべて卓越した非再発率を得ることができます。

■ 癌を告知され、治療に不安を感じている患者の皆様へ

岡本医師の小線源治療について

岡本医師は、「局所再発ゼロを目指した治療」を滋賀医大付属病院において続けてきましたが、医大病院の方針転換により2019年12月で終了しました。
 
岡本医師は2020年4月から宇治病院(京都府 宇治市)泌尿器科に移り診察を開始、2021年8月2日から「前立腺がん治療密封小線源治療」が開始されました。そして2024年4月より石田記念大阪前立腺クリニックで治療が開始されます。

詳しくは直接以下のサイトを御覧ください

確かに前立腺がんの治療法はご自身で決めるものですが、そのための十分な情報が医療機関から提供がされている、とは言えないのが現状であり、最初のスタートの時点から多くの患者さんが迷いと苦しみに放り出されている現状がある 
再発のない前立腺がん治療を目指して ▷ 前立腺癌密封小線源治療 岡本圭生
 

今後、岡本医師の診察及び小線源治療を希望される患者さんは、以下をご覧いただいてから、岡本医師に直接メールでご相談ください。(病院側の負担を軽減するため、宇治病院への電話での問い合わせはできるだけ避けてください)

 
治療法の選択にあたり、知っておきたいこと ~再発のない治療を目指して~
▷ https://www.youtube.com/watch?v=vrVvR7mg0XU
 
ラジオ日経│前立腺がんと診断されたら 第3回 第4回 担当 岡本圭生医師
▷ http://www.radionikkei.jp/zenritsusen/
 
Business Journal│増加する男性の前立腺がん、再発率わずか2%の画期的な治療法「岡本メソッド」
▷ https://biz-journal.jp/2018/11/post_25481.html
 
密封小線源療法とは│日本メジフィジックス
▷ https://www.nmp.co.jp/seed/about/brachytherapy.html

岡本圭生医師への連絡方法は2つ

1)石田記念大阪前立腺クリニック
2)▷ 岡本圭生医師宛のメールの送信
または、このサイト内のメール・フォームからも直接送ることができます。

■ これまでに岡本医師の治療を受けた患者の皆様へ

現在、宇治病院 泌尿器科の医師として診療を行っています。今後、皆様の経過観察は宇治病院で行います。再度の医療機関の変更で大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
◎ 現在予約がされていない患者の皆様へ
宇治病院で、新たな日程で予約を再発行いたします、「お名前、住所、電話などの連絡先を記入して至急岡本医師にメールで直接連絡してください

岡本圭生医師へご連絡

1)石田記念大阪前立腺クリニック
2)▷ 岡本圭生医師宛のメールの送信
または、このサイト内のメール・フォームからも直接送ることができます。
 


岡本医師の小線源治療について

岡本医師の小線源治療について、実際の小線源治療後のCT画像(寝た状態での前立腺の垂直断面)を使って簡単に説明します。これは、寝た状態での前立腺の垂直断面で、上が腹、下がおしりです。

## 赤で示されているのが前立腺
その内側が辺縁域と言われる部分で、白のシード線源(▽マーク)が留置されています。黄色で示されるのは160Gy以上の高線量域ですが、中心部の尿道を避けています。
前立腺全体は、緑の130Gyでほぼ囲まれ、さらにその外側の青の腺が110Gyですが、その領域であっても直腸をぎりぎり避けているのがわかります。

## 緑の130Gyで囲まれた部分 BED220Gy
この症例は高リスクの外照射併用療法の患者であるため、照射線量のBEDは、130Gyで囲まれた部分(BED=135.9)と外照射45Gy(BED=85.5)の合計で、BEDは221.4Gyという非常に高い線量です。

##青の110Gy(処方線量)で囲まれた部分 BED200Gy
同様に計算してみるとBEDは約200Gyです。岡本医師の治療実績では、高リスクであっても基本的に局所再発は起きていませんから、前立腺外側の青の線で囲まれる領域であっても、根治性に問題のない領域と考えるのが妥当であると思われます。

このように、前立腺の少し外側を包むように高い線量の領域を作りながらも、尿道や直腸の線量を可能な限り抑えるという非常に高精度でシャープな線量分布が実現できるのがLDR(小線源)の大きな特徴です。
また、時間とともに変化する前立腺の位置(前立腺の変形や移動)に対しても、留置された線源も追従するため精度に影響がないことも内照射の大きな特徴です。(外照射では、システムがいかに高精度であったとしても、照射される人の臓器が動くことにより精度を悪化させてしまうという難点があります。)

2021年現在の滋賀医大付属病院の小線源治療

これまで岡本医師は滋賀医大病院において「局所再発ゼロを目指した治療」に取り組み高い成果をあげてきましたが、病院の方針転換により滋賀医大病院における治療は2019年12月で終了しました。

2020年以降、滋賀医大病院では、新たな「前立腺がんの小線源治療」が実施されていますが、岡本医師と同水準の医療が提供されているわけではなく、これまでの岡本医師が行っていた治療とは別の医療体制です、混同しないようにご注意ください。

小線源治療患者会:治療に関するお問い合わせ
経過観察中の不安、今後の治療に関するご相談など、お気軽にお問い合わせください
▷ お問い合わせ:滋賀医大小線源治療患者会